ヤマニ共進丸 航海日誌
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とらふく延縄漁について

共進丸機関長の幸祐(権田幸祐)です。
共進水産のとらふく延縄船団。鐘崎では「浮き延縄漁」が主になっています。
船により、延縄の長さや釣り針の本数に違いがあります。

ふく延縄には底延縄と浮き延縄の2種類有りますが、現在の鐘崎では浮き延縄船が多数を占めます。

フク延縄漁具船により、また乗組員数の違いでひとつの延縄(一こしき、又は一鉢とも呼ぶ)の長さや付いている釣り針の本数にも違いが有ります。
例えば、共進水産所属の第五共進丸の場合でしたら、ひとつの延縄の長さは約1,300m近く有り、その延縄に付いている釣り針は154本です。
針と次の針との間隔は8m、ハリス(釣り針の付いた枝縄)の長さは2.5mです。

天候やその他の状況で違いはでてきますが、平均すると一日の操業で35~40個ほど「延縄」を繋いで、3時間近くかけて早朝、明るくなるまでに投縄します。明るくなると「オオミズナギドリ」に餌を盗られたり、針にかかるからですが、また揚縄の折にもたくさんの「オオミズナギドリ」やカモメ類が群がってきます。

また、揚網にかかる時間は7~8時間くらいです。
針に付ける餌は、現在では冷凍サンマを頭と尻尾部分を切り離した部位を2~3切れに切って使っています。


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